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2012年度介護保険制度改正へのコメント

2012年1月28日 土曜日

私たち福岡県高齢者福祉生活協同組合(以下「ふくし生協」)は、日本高齢者生活協組合連合会の提言「介護保険制度への私たちの意見」に賛同する立場から、以下のコメントを表明します。

今般、厚生労働省が示した2012年度介護保険制度改正の方向性は社会保障・税一体改革に示された「施設から在宅へ」の流れのとおり、「地域包括ケア」実現のための布石であると承知しています。

その社会保障・税一体改革の介護分野において、介護保険制度の根幹を支えてきた生活支援サービスと通所介護のレスパイト機能の切捨て方針が盛り込まれています。そのことを反映するかのように、2012年度介護保険制度改正では、生活支援サービスや通所介護の提供時間区分の変更等、評価基準が下げられる方針となっています。

コミュニティ活動を重視する生活支援サービスは、軽度の要介護状態から自立支援に導くための専門的なサービスであり、居宅介護支援プログラムに基づくプロセスを今後も評価すべきと考えています。また、家族介護を支える通所介護のレスパイト機能と生活リハビリ訓練は、在宅生活を維持する上で重要な役割を担っており、今後もその評価は一定維持されるべきと考えています。

そもそも限られた財源論から端を発した方策では、高機能重点化と軽度切捨てがセットになり、少数の重度要介護者に集中的にサービスが投入される結果になります。軽度要介護が自立に資するプログラムに要する費用は、財源総枠からは微々たるものであり、幅広く利用を担保する社会保険の理念からも、その切捨てをするべきではないと思っています。

私たちふくし生協は、1999年の設立当初より、「元気な高齢者がもっと元気に」、「住みなれた地域でいきいきと暮らせる」スローガンのもと、在宅中心の施策に一貫して取り組んでいます。今後とも、地域住民同士のつながりや高齢者の生活を支える絆づくりの方針に沿って、積極的に地域の福祉施策に貢献していきます。

2012年1月28日
福岡県高齢者福祉生活協同組合
専務理事 稲月 秀雄

日本高齢者生活協同組合連合会
http://kourei.roukyou.gr.jp/